【翔said】

バーベキューのペアが決まった後俺らのペアは肉を焼いた

はぁ…優斗のバカが変なこと言うから雪菜とはペアになれなかったじゃねぇか

暗い気持ちで肉に焼いてると

「梨華ちゃん、麺類ないの?」

突然凛ちゃんが梨華ちゃん聞いていた

「麺類?まぁ、焼きそば用の麺はあるけど?なんで?」

「なんか急に麺類食べたくなっちゃって」

「そんないきなり」

「麺類を食べたーい」

「あーもう!分かったよ。雪菜ちゃんのペアに頼んでね」

うわー、梨華ちゃんが怒ったところ初めて見たな

「りょーかい!」

凛ちゃんはルンルン気分で雪菜達に頼んで焼きそばを作ってもらうことにした

「翔くん、肉焼くの上手いね!」

「あ、ああ。まぁな」

ふと雪菜の方を見ると優斗と仲良く話していた

その姿を見ていたら我慢できなくなって肉を持ちながら雪菜に近づいた

「雪菜」

「あ、翔くん、な…ん!?」

雪菜が振り向いたときに肉を口のなかに入れた

一瞬何が起きたか分からない顔をしていた

そして少し間をおいてから

「…肉?」

と俺に聞いた

「そう。お前はバーベキューの時はいつも肉ばっか食ってたからそろそろ限界かなって思って」

俺が笑顔で言うと

「?私翔くんとバーベキューしたことあるの?」

雪菜が不思議そうに聞いてきた

「まぁな。親が仲良かったから何度かやってたぞ」


「そうなんだ」

その記憶もないのか

雪菜を見るとある方を見ていたのでその方に目を写すと凛ちゃんと優斗が楽しそうに話してた

ああ、優斗とペアなのに凛ちゃんがいて行けないわけか

なら、俺には好都合だ

俺はそれを見て優斗にある提案を持ちかける事にした