二人だけの約束

それからもいろんな写真見ながら思い出話していた

「はぁ。なんか久しぶりに高校の時に戻った気分だったよ」

「だね。私も久しぶりに楽しかった」

全部見終わって閉じようとしたら

「あれ?これは…いつの写真?」

最後の方に後から張られたような写真があった

これは…高校の最後の日かな?場所は多分私が記憶を戻した場所

「雪菜覚えてないか?卒業式の後にみんなでここに来てタイムカプセル埋めただろ?10年後にまたみんなで集まって取りに行こうって言ってたじゃねぇか。忘れたのか?」

あ、そうだ!それぞれの思い出の物や未来の自分に宛てた手紙とか入れて埋めたんだった

「ねぇ、10年ってことは…」

「今年じゃん!」

「せっかくだから今から行く?この後することもないし、どう?」

蓮くんの提案にみんな賛成した

「雪翔。出掛けるよ」

「友美。外出るからおいで」

「怜、藍。お出掛けしましょう」

私たちはそれぞれ子供たちを呼んだ

「どうしたの?いきなり外なんて」

子供たちはわかってない様子

「今からママたちのタイムカプセルを取りに行くの」

「タイムカプヘル?」

「タイム…カムセル?」

「タイルカブセルって何?」

「藍。違うよ。タイムカプセルだよ」

「タイムカプセルっていうのはクラスや友達同士でその時の思い出の品や自分への手紙とかをカプセルみたいな容器に入れて地面に埋めてある年月になったら開けるものだよ。って言ってもわかんねえか」

「分かんないけど大事なものなんだってことはわかった」

雪翔はなんとか理解したみたいです

まあ、とりあえずみんなで支度してあの思い出の野原へと向かった