二人だけの約束

「んー!雪菜このチキンすごく美味しいよ!」

「このサラダ味付けが絶妙だね」

「シェフの料理より雪菜ちゃんの料理の方が美味しいね」

「こんな料理初めてだわ」

みんなは私の料理を誉めながら食べてくれた

子ども達も「おいしー!」といいながら食べていた

なんかみんなに誉められると嬉しいな

作ってよかった

でも何よりも嬉しかったのは

「やっぱり、雪菜の料理はなに食べてもうまいから最高だな」

やっぱり翔の言葉が何よりも嬉しいです

翔は私の料理をいつも

「うまい」って言って食べてくれるから翔のために頑張った結果

何故か料理が得意になった

お陰でみんなに手料理振る舞えて私は嬉しいけどね

「あ、そうだ!せっかく高校の仲良し6人組で集まったからさ卒アル見ながら思い出話しない?」

優斗くんが思い付いたように言った

「あ!いいね!それ!雪菜、部屋から卒アル持ってこれる?」

「うん。持ってこれるけど」

今食事中だよね?

「思い出話するのはいいけどまずは食事済ませてからね」

梨華ちゃんが静かにそう言った

さすが梨華ちゃん。みんなをまとめるの上手だよね

梨華ちゃんの言葉で二人はまた食べ始めた