─放課後─

「雪菜ちゃん」

呼ばれて廊下を見ると蓮くんがいた

「蓮くん。どうしたの?」

蓮くんに聞くと

「翔の頼みであるところにつれてくるように言われてね」

翔の頼み?

わざわざ蓮くんに頼まなくても自分でつれくることも出来たのに…

そう思いながらも私は蓮くんに着いていった

その場所は

「ここは…」

広い野原だった

不思議な夢の場所と似てる

それに、なぜか懐かしい気がした

私前にもここに来たのかな?

そう思っていたら

「雪菜」

翔が笑顔で私を呼んでいた

「翔。ここは?」

翔に聞くと

「ここは、俺と雪菜が最後に遊んだ場所」

最後? 

「雪菜、あの脚本持ってるよな?」

「うん、持ってるけど」

「今から最後の時の事再現するから、その脚本通りに動けよ」

「え?そんな―」

「始めるぞ」

無茶だよと言う前に始まってしまった