「オレ、戦うことにした」
遥奏くんは本当に唐突に重要なことをさらっと言ってしまう。
だから、聞き逃しそうになる。
私は彼と話す時、ダンボの耳を四次元ポケットから出して装着しなきゃならない。
彼の心の声も聞こえるように…
「おい、遥奏。誰と決闘すんだよ?
―――――もしかして…」
「先輩達だよ。オレをいじめた…」
宙太くんは言葉を失った。
いつもならボケるのに、このシビアな状況をわきまえてボケは完全スルー。
私は何も言えない彼の代わりに遥奏くんに聞いた。
「先輩と決闘するってどうやって?いつやるの?その前に体調が万全じゃないのに大丈夫なの?」
つい、不安になって質問攻めにしてしまった。
でも、遥奏くんは、覚悟を決めているらしく、清々しい表情で私の質問に答えた。
「高体連が終わって3年の先輩達が引退する時にやろうと思ってる。引退試合の後で良いから時間とってもらってやるつもり。さすがにオレ1人で全員と普通の試合するなんて無茶はしない。フリースロー対決にする。先にスリーポイントシュートを入れた方が勝ち。これだったら、体力的にもあまり問題無いと思う。フリースローは所詮運だから」
この考えに私と宙太くんが異議を唱えることはなかった。
遥奏くんが納得して、自分自身で消化できるやり方ならなんでもいい。
私達はただ彼を見守っていることしかできないのだから。
「遥奏…」
宙太くんが真剣な眼差しで遥奏くんを見つめた。
「絶対、勝てよ。勝たねえと俺が許さない」
「オレが負けると思うか?…絶対、負けねえよ。約束だ」
「おう」
拳をコツンと突き合わせる彼らには、目には見えない大切な何かがあった。
人はそれを“友情”と呼ぶ。
私は彼らと永遠に繋がっていたいと心の底から思った。
遥奏くんは本当に唐突に重要なことをさらっと言ってしまう。
だから、聞き逃しそうになる。
私は彼と話す時、ダンボの耳を四次元ポケットから出して装着しなきゃならない。
彼の心の声も聞こえるように…
「おい、遥奏。誰と決闘すんだよ?
―――――もしかして…」
「先輩達だよ。オレをいじめた…」
宙太くんは言葉を失った。
いつもならボケるのに、このシビアな状況をわきまえてボケは完全スルー。
私は何も言えない彼の代わりに遥奏くんに聞いた。
「先輩と決闘するってどうやって?いつやるの?その前に体調が万全じゃないのに大丈夫なの?」
つい、不安になって質問攻めにしてしまった。
でも、遥奏くんは、覚悟を決めているらしく、清々しい表情で私の質問に答えた。
「高体連が終わって3年の先輩達が引退する時にやろうと思ってる。引退試合の後で良いから時間とってもらってやるつもり。さすがにオレ1人で全員と普通の試合するなんて無茶はしない。フリースロー対決にする。先にスリーポイントシュートを入れた方が勝ち。これだったら、体力的にもあまり問題無いと思う。フリースローは所詮運だから」
この考えに私と宙太くんが異議を唱えることはなかった。
遥奏くんが納得して、自分自身で消化できるやり方ならなんでもいい。
私達はただ彼を見守っていることしかできないのだから。
「遥奏…」
宙太くんが真剣な眼差しで遥奏くんを見つめた。
「絶対、勝てよ。勝たねえと俺が許さない」
「オレが負けると思うか?…絶対、負けねえよ。約束だ」
「おう」
拳をコツンと突き合わせる彼らには、目には見えない大切な何かがあった。
人はそれを“友情”と呼ぶ。
私は彼らと永遠に繋がっていたいと心の底から思った。



