「くれはー。久しぶりじゃん。いきなりび っくりしたよ。今までどうしてたの?なん でなにも言わずにいなくなったんだよ。心 配したんだそー。まぁーこれからもよろし くな。」 「寛人。久しぶり。えっと、えっと、そ う。お父さんの転勤で引っ越したの。でも さ二人に話すと別れが辛いから黙ってた の。ごめんね?」 転勤?違うだろ。俺のせいだろ。ちゃんと 言えよ。俺があんなこといったからって。 そう自分をせめることしかできなかった。