「佳那汰。久しぶり。1年間よろしくね。」 くれはは、笑顔で話してきた。そのときほ っとした自分、胸がドキドキしていた自分 がいた。 だってこいつはおれの初恋の人なんだから。 でも俺が傷つけた。なのになんで笑ってら れんの?傷ついてないふりをしていてたの? 心が苦しくなった。 俺は頷くことすらせずに、外をみていた。