「おい、香夜。帰るぞ?」 気付くと飲み会は、もうお開きになっていた。 私はというと、心におんぶされていた。 心地よい心の背中。 規則正しい鼓動が聞こえてくる。 この背中を離したくない………… そう思った所でどうにもならない。 そんなの分かってる。 「心、奥さんに怒られちゃうよ?」 「ははは。そうかもな……って、おんぶしてるぐらいじゃ怒られねぇ~よ。」 この時、 心が奥さんに怒られて離婚しちゃえばいいのに………って思った。 私って、なんて醜いの?