「てめぇ、いっぺん死ぬか」 いつの間にか部屋どころか、屋敷全体を包んでるんじゃないかってくらい、怒りを露にした若に、全身の血の気が失せていく。 ロボットのように顔を若に向ければ、見たこともないような顔で俺を睨み付ける若の姿がある。 …今度から若を怒らせるのやめよ。 「っぎゃぁぁあああ!」 ッゴという鈍い音が聞こえきらないうちに、俺の意識はきれいに飛んだ。 信洋side end