…でも、どうしてだろう。

似たようなことをされたはずなのに、全く怖くなかった。それどころか、き…き、気持ち良かったなんて思ってる自分がいる。

私、どうしちゃったんだろう。

ため息をついても気持ちは落ち着かない。

こんなんじゃ、ダメなのにな…。



季龍さんのことで頭がいっぱいになっていた私は、高崎さんの忠告がすっかり頭から抜けてしまっていて。

もうすぐそこまで迫っていた危険にすら気づくことも出来なかった…。