【完】編集者は恋をして大丈夫ですか?

「ニューヨークへ行くことについて、ちゃんと話してなかったなと思って...」

「ああ、その事ね。分かった話してやる。その代わり今度は話最後まで聞けよ?」

「はい。最後まで聞きます」

「前に俺が編集長の...親父のあと継ぐって言ったよな?」

「はい。でもそれはそう言うしかなかった」

「そうだ。でも俺は継がない。俺には夢があるんだ」

「夢?ですか?」