「一人の女性として...」

「あっ、間違ってたらごめんね?これはあくまでも僕の予想だから。気にしないでね?悠真さん?」

確かに俺はあいつの事が好きなのかもしれない。でもそれはあいつがただ問題ばっか起こすから気になるからかもしれない。
だからと言ってこの気持ちがもし、あいつの事を一人の女性として好きなら俺にはあいつを幸せにするなんて絶対出来ない。だって俺はもうすぐニューヨークへ行くから...。俺は自分の会社を持つのが子供の頃からの夢だ。その夢のためにまずは経験を積むためにニューヨークへ行くことは去年から決めていた。だからもし、あいつと両思いになっても傍には居られない。ずっと寂しい思いをさせるだけだ。あいつには他に相手を見つけて幸せになってもらいたい。ってこれってやっぱりあいつが好きってことか。ならやっぱり気持ちを伝えられないな。