「あの桜川さん、お話が...!」

心臓がバクバクいってる。世の中のカップルってほんとに凄い。このドキドキに耐えれるって。でも私は今夜そんなカップルたちの仲間入りをする瞬間!さあ、言うぞ。好きって!!

「あのクソ親父面倒なこと頼みやがって」

ビクッ。桜川さん今相当機嫌が悪い。

「お前もお前だ!速水先生の世話あるのに何勝手にクソ親父の企画に承諾してんだよ!?このバカフグがぁ!!」

「バカフグってなんですか?!そこまで怒ることないでしょ!!せっかく編集長が考えてくれたのに」