【完】編集者は恋をして大丈夫ですか?

「まあまあ二人とも落ちついて。周りが見てるよ?そうだ雪ちゃん。その封筒はなんだい?」

「おい勝手なことするなよ。それでなんなんだそれは。お前と同じようにボロボロだけど」

「これは...編集長に頼まれた企画の漫画です」

「そう言えばそんなのあったな。なんだ?描いてきたのか?見せてみろ」

「はい」

私は桜川さんに漫画を渡した。真剣な表情で見ている。怖い...けど、これが最後のチャンスなんだ。私の漫画、伝えて。お願い。