「漫画で気持ちを?」

「はい。工藤さんの漫画は絵はまあまあ内容はそこそこですが...」

「そんなハッキリ言われたら気持ち伝えられるか不安になります」

「ですが凄く気持ちがこもっている作品でした」

「気持ちがですか?」

「はい。バカみたいに一生懸命でその気合いが空回りして絵も内容もずだずだだった時もありました。本を出せたのはたった一度だけ。でもその一冊が本当に工藤さんの漫画が大好き、沢山の人に読んで貰いたい、元気を与えたいそんな気持ちが凄くこもっている作品でした」