コンコン… 「失礼します。」 ドアをノックして、部屋に入る。 「久しぶり〜」 呑気にそう言ってきたのは、坂本さん。 「坂本さん!!今日の夜暇ですか?」 私はとりあえず、聞いてみた。 「今日〜?なに、俺とデートしてくれるの? 今日なら空いてるよ〜」 「よかった〜!じゃあ、仕事終わったら、この前のお店に来てくださいね!」 私たちがそんな会話をしていると、社長が悲しそうな顔をして、入ってきた。