休みの日は、目覚まし時計をかけない。

代わりに、幼馴染からの電話で、目が覚める。

「おはよー。起きろー。」

「うん。」

「今日は、どこ行きたい?」

「うーん。」

寝起きでは、頭が働かない。

「ショッピングセンターでも行くか?」

「うん。」

返事はしたものの、まだ眠たい。

「ちゃんと、準備しとけよー。」

幼馴染は、そう言って、電話は切れた。