「ちなと同じクラスになれて良かったー！」

「私も麻衣と一緒で嬉しいよ！」

と、言いながら私達の新たなクラス・3-2の教室のドアを開けた。

「げっ、お前らと一緒のクラスかよ」

教室中に響く声で、そんなことを言うバカなやつ…小学校からの腐れ縁の影山夏向。

「私も夏向と一緒とか嫌だもーん」

「なんだとっ！！！」

「あーもう、朝からうるさい！ちなと夏向の夫婦漫才は聞き飽きた！！」

『だ、誰が夫婦じゃ！！！！』