「翔ちゃん、誰か来てるの?」

ガチャ……ドンバン、ガタガチャ!!!

「会いたかったよーちなちゃん!!」

すごい音を立てて、こっちまで来て私を抱き締めたのは翔のお母さん。

「元気?ちゃんと食べてる?やだーちなちゃん痩せすぎよ!私の肉をあげ…」

「うるせーよ、お袋」

「なによー翔ちゃん!翔ちゃんは学校で会えたけど、私は会えてなかったのよ?いつ来るの?って翔ちゃんに聞いても全然答えてくれないし、今日だって…」

「わぁーったから、ちょっと黙って」