今日は、夏向の練習試合の日!

よしっ!応援しにいくぞー!って…

「えっ?」

「どこ行く気?」

家を出た瞬間、不機嫌な顔をした翔が仁王立ちをしていた。こんな、感じでも絵になるわーって考えていた時、

「ど、こ、い、く、き?」

と、強めな翔の声が聞こえた。

「えっ?えーっと、夏向の……」

「あいつの練習試合とかいう気じゃないよな?」

「も、もちろん!行かないよ~エヘヘ」

「じゃあ、暇だな。来い」

「えぇぇーーえ、ちょっ、とーーー!!!」