「はぁーーーあ?そんなことないもん!てか、夏向も人のこと言えないじゃん!!」

「ちなよりは、真面目だしw」

「そんなこ……」

「おい!!」

夏向といつも通りのやり取りをしていた時、不機嫌な翔の声が聞こえた。

「ちな、行くぞ。案内しろ」

「えっ、あ、うん」

翔とちなの背中を呆然と見つめていた夏向に麻衣と健人が無言で肩を叩いた。