「んー…」

目が覚めると私は一面白く染まった部屋にいた。

そこに唯一茶色のドアが不自然にたっている。

「目、覚めたか…」

聞き慣れた声。

「あれ?駿…?」

そこには幼なじみの駿が座っていた。

「ねえ。ここどこなの?」

駿は何も言わず目を逸らした。

「駿、何か食べてる?」

ふわっと香る匂いが甘かった。