白文鳥様達のブリーダーさんの家も一階が約二十畳の古びた古民家だったので、やはり「寒風対策はどうしてるんだ」と口ばしってしまったら、三竹が「晩秋から春までは」梱包に使うぷちぷちをすきま風対策してるんだ。ばーかと言われた。

なるほど

しかも「古民家」の方が小柄な鳥の身体に悪い成分が少ないとの

だから文鳥のブリーダーは古民家を使う事が多いんだと…三竹から教わった。

哺乳類で無い文鳥の呼吸の事を思うと、なんだかうれしくなった。



「お邪魔します」
三竹がチャイムを押し、いつもの通り玄関のドアを開けると「いらっしゃい」と何人もの作業員が挨拶してくれた。

手短に私の事を紹介された皆様は、複数の作業員で、中雛一羽の白文鳥の遊びを訓練してた。
五チームに別れて。

何故に?と思った。

桜文鳥達はマンツーマンで手のりの訓練をしてたのに?
白文鳥の方が警戒心が強い筈なのに?