「……。行く、いつどこで?」

「今日6時最近オープンしたダイニングバーです。だから記念セールで安いんですよ。」

「今日?急だね〜まぁそうじゃないと私にこないよね。相手は?」

「隣りのビルの営業マンです。」

「隣り?またずいぶん近いね。」と隣りのビルをみる。

隣りのビルとの距離はの1mぐらいしか離れてなくオーナーが同じで作りも同じだから『双子ビル』と言われてる。

目線を上の方に上げていくと窓に寄りかかった男性と目が合った気がする。

「はい、たまたま隣の営業マンの人と知り合いになって、『歓迎会で女の子がいないから一緒にどう?』って言われ乗ってみました〜」

目線を堀田に戻す。

「了解、引き立て役のモフにてっしよう、さっさと仕事終わらすよ。」とテンション上げて自分のデスクに向かった。