「それに少し調子悪くて、風邪気味かなぁ〜」と言いながら資料を上谷に返す。

「大丈夫ですか?」と辻本から受け取とった資料を左の脇に挟み右手をオデコに手をおく。
「熱はなさそうですね。」

「そういうのいいから。」とオデコにあった手をどかす。

後ろの人達が睨んでいるからやめて〜

「そういえば今日はボタンがきっちりしまってますね、本当に大丈夫ですか?」

「そんな大したことないから。」首筋はともかく腕首の跡が消えないとかどんだけ強く縛ったんだか、酔いすぎて加減できなかったのだろうか。