「……うう…痛い。」と古瀬が手を抜いて辻本が言った。

「ごめん、でもつながったよ。」と右指も辻本の指に絡ませ辻本の右首側に顔を寄せる。

「受けってすごい痛いんだね、古瀬くんも初めては痛かった?」

「もう忘れた、きっと痛かったと思う。リサコちゃんもうそろそろ俺のこと名前で呼んで今だけでも。」

「…セイジの指私の歯形がクッキリだね、ごめんね…私の中はどう気持ちいい?私はまだよくわからないけどセイジのあったかいのがよくわかるよ中にいるって実感しているよ、セイジは痛くない?」

指を絡ませたまま古瀬は少しカラダを起こした少し顔を赤い。

「リサコちゃんゴメン今の言葉で…」

「もしかして?」

「うん。」

「いいよ、セイジがよかったのならお祝いだし。」

「今度は二人で気持ち良くなろ?」

「うん。」とにっこりする。