「ふー」とトイレの鏡の前で堀田は息を吐く(なんとか半分きた、辻本さんもなんとかなった、よし後半分頑張ろう。)とトイレから出たら誰かにぶつかりバックを落とし中身をぶちまけた。

「スミマセン。」と堀田はしゃがんで拾い集める。

「アッ、ワリ。」

「野嶋さん。」としゃがんだ野嶋を見る。

「なんだこれ、マル秘?」とメモ帳を手にする。

「返してください。」と手を伸ばす。

それをヒョイとかわし立ち上がり手を高くあげメモ帳を開く『辻本 梨沙子の取り扱い説明書、取り扱い厳重注意』