「チヨット貴方達うるさい、それにママ店開けないと。」

「それは大丈夫『チヨット待っててね♡』の札出してあるから。」

「そうよ、こんな話久しぶりなんだから。」みんな口々に言う。

「で『ごめんなさい。』じゃなく『待って。』って彼女が言うんだから見込みはあると思うけど何が不安?」

「これをきっかけにまた女の子に走ったらと思うと……。」

「百合ちゃんだもんね、うーん。」

「私にしない?」とママがチョッカイ出す。

「ママ手を出さない、わかったわ私がなんとかしてあげる。」と誠司の肩に手を置く。

店の外では二人の男性が立っていた。

「『ちょっと待ってね。』だってよ。どうする?」

「そんなに時間がかからないだろうどっか一軒寄ってからまた来ようぜ。」

「そうだなー」と二人は歩き出した。