古瀬はネオン街を智也に引きずられながら歩く。

「どこに連れて行くんだ?」

「俺の職場。」とグイグイと古瀬をひっぱる。

「なんでお前の職場に行く必要があるんだ〜離せよ。」

「ダーメ。」

「わかったから手を離せよ。」

「ダメだ、その手には乗らない、手を離した瞬間ダッシュで逃げるだろ?それで何度逃したか、お前の足には敵わないが腕力は俺の方が上だから諦めろ、もう少しだ。」と細い路地に入り、地下に降りいろいろな店が並んでいる1番奥まで来て重々しいドアの前に止まった。

「ここが俺の職場さぁ〜どうぞオカマバー『secret ship(秘密の船)』ようこそ。」とぁドアを開ける。