「おぉコワ、なにかあったのか?」

「お前に話す筋合いは無い。」と残りの水割りを飲み干し「マスターおかわり。」とマスターの前にグラスを出す。

「承知しました。」とグラスを下げ新しいのを作ろうとする。

「マスターちょっとまった。」と男性はタバコの火を消し、水割りを飲み干し立ち上がる。

「智也(トモヤ)一気に飲んだら体に悪いぞ。」と下から見上げる。

「俺には話せないんだろ〜」と古瀬の肩に手をおきニヤッとする。

「話す筋合いは無いって行ったんだ。」

「マスターコイツの分も俺につけておいてくれ、誠司行くぞ。」と古瀬を引っ張って歩き始めた。

「行ってらっしゃいませ。」とマスターが彼らを見送った。