「そうそう、直接関係ないが紹介しておく、こちらは本社の営業の 大河内 紀彰(オオコウチ ノリアキ)君。」

「はじめまして。」と営業スマイルで名刺を渡す。

「どうも。」(うわっ胡散臭〜)と思いつつポーカーフェイスで辻本は名刺を受け取る。

♪♪♪と部長のスマホがなる。「はい渡瀬……わかった。」とスマホを切る。

「辻本すまん急用が入った、そんなに時間がかからないと思うが少しはずすから大河内くんを第1会議室に案内してくれ。」と歩きだした。

「承知しました。」と頭を下げる。
「大河内さんご案内します。」と辻本は歩き出す。

「お願いします。」と辻本の後ろを大河内がついて歩く。