髪の毛を送る封筒に宛先を書き、八十二円切手も準備して、このまま出しに行こうと送る気満々だったのに……

当たり前なのですが『確認』は大切です。

結局、再び百均に封筒を買いに行く事になりました。

忘れっぽい私は、封筒一枚買うのに妙に時間をかけてしまいました。

年令のせいもあるのか、私の髪の毛はボリュームも少なく、わりと小さめの封筒で送れました。

郵便で送ったのですが、送料に二百円もかかりませんでした。

八月の初めに発送しました。カード(受領書)が届くのを楽しみにしていました。

お盆休みも終わり、ようやくいつもの日常を取り戻した頃。

封筒に入ったカードが届きました。

私の髪の毛がちゃんと届いたのだと、ホッとしました。


先日、N○Kの夜のニュースでヘアドネーションの特集をしていました。

ヘアドネーションの活動が少しずつ広がり、最近は未成年の方の寄付が増えているそうです。

髪の毛を寄付する為に髪の毛を伸ばし始めた小学生の男の子。高校でヘアドネーションのクラブを立ち上げた女子高生。

ウィッグを求めている子ども達と同世代の子ども達が、ヘアドネーションをしようと思うのはステキな事だと思います。

私の小二の次女も「私も髪の毛を伸ばす!」と言ってくれました。

まだまだ、自分で全部髪の毛の世話はできないし、夏には水泳の授業があります。

次女には、もう少し大きくなってからお願いしたいと思います。

でも、その気持ちはとても嬉しかったです。誰かを思いやる気持ち、大切にしてほしいです。

簡単な報告ですが、私の中で一区切りついた気がします。

お読みくださり、ありがとうございました!


2017.10.3

結木 舞衣