『ピーンポーン』

お母さんがゆう。

『あやかちゃんきたよ!!』
『わかってるー!』
『早く行きなさい!』
『うん!いってきまーす!』

『おはよー!あやか!』
『おはよー!ゆきな!』

そう。私の名前はゆきな。
吉村優希奈。
この子は去年同じクラスになってからずっと仲良しのあやか。

『ゆきなー、あやかね好きな人できたんだよ。』
『ほんとー?よかったやん!1番に応援するから!ほんとなんでもゆってね!?』
『ありがと!ゆきなしかたよれん!』
『まぁーな、笑』
『ゆきなは?好きな人できん?』
『うーん。できんわ。一生出来ないのかも。』
そう。私は恋を知らない。恋をしたことがない。どんなものか知らないし私には1番無縁と言ってもいいぐらいだ。

そんなことを話していたらいつのまにか学校に着いていた。
あやかと一緒がよかったクラスもはなれてしまった。

悲しんでる私に話しかけてきたのは3年生で同じクラスのうる。
『ゆきなー?一緒に行動せん?』
『いいよー!!ほんといないって困ってたからほんとよかったー。』
その会話にるいもはいってきた。
『るいもいいー?』
『いいよー!』
『やったー!3人やねー!』
(ざわざわ...)

『おーい、みんな席つけ!』
先生の言葉でみんな席につき、
『これから新しく来た先生方の紹介式がある。3年生だからぴしっとした態度で迎えるように...』

話がおわり私達は体育館にむかうのだった。