息継ぎが出来ず荒くなった光来の息を感じながら、間髪入れず華奢な体を抱き寄せて首筋に唇を這わせて行った。


「……ィヤッ! 優羽っ……優羽っ!」


か細く震える声に耳も貸さず、俺のキスで濡れた首筋を強く吸い上げた。


そこに俺の跡が残るように。
何度も強く強く吸い上げていった。



首筋だけじゃ物足りず、手探りで探し当てた服のボタンを外して胸元に顔を埋めていく。


どうせ俺のモノにならないのなら……いっそ嫌われてしまえば良い。


好きだから苦しいのなら、汚して壊して嫌われてしまえば良い。



必死に抵抗する手首を捕まえ、



「ずっと……こうされたかったんだろ?」



見上げた光来の顔がぼやけていて分からない。



早くなった呼吸が光来の見えない恐怖心を伝えているようだった。



「俺に、触れられたかったんだろ?」



ずっとこっちを見つめているのに、光来と視線が交わってるのかすら定かじゃなくて……。



「……俺のこと、好きなんだろ? 光来」


「っ……」



堪らず顔を寄せた光来がキュッと目を逸らして俺を拒絶する。