恨めしげに俺を見上げる光来は髪を下ろし、女の子らしいワンピースにブーツ姿で可愛い。


このお洒落を俺の為にしてくれたのかと思うと嬉しくて、



「制服と全然雰囲気違うな……可愛い」



気が付けば柔らかそうなその髪を俺の手が無意識に撫でていた。



今まで見てきたどの女の子よりずっと可愛い。



言おうとした言葉をのどの奥でゆっくり飲み込んだ。



比べるまでも無い。


どんな女の子と付き合ってた間も、俺の心には光来ただ一人しか居なかったんだから。