恨めしげに俺を見上げる光来は髪を下ろし、女の子らしいワンピースにブーツ姿で可愛い。
このお洒落を俺の為にしてくれたのかと思うと嬉しくて、
「制服と全然雰囲気違うな……可愛い」
気が付けば柔らかそうなその髪を俺の手が無意識に撫でていた。
今まで見てきたどの女の子よりずっと可愛い。
言おうとした言葉をのどの奥でゆっくり飲み込んだ。
比べるまでも無い。
どんな女の子と付き合ってた間も、俺の心には光来ただ一人しか居なかったんだから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…