すごく嬉しい……。
優羽がわたしを好きでいてくれた。
それだけでわたしの心は幸せな感情で満たされていく。
「適当に遊んでたのは……光来にぶつけれない気持ちを吐き捨てる為」
最低だろ?
自嘲して笑う優羽にひたすら首を振って否定した。
わたしを想ってした行動だもん。
他の女の子に触れる優羽を見てるのは辛かったけど、最低なんて思うわけないよ……。
「手術のリミットが二十四日。それまでの一週間、どうしても光来と居たかったんだ。俺」
光来の顔を見るの、最後になるかもしれないから。
こう言って優羽がわたしに顔を近付けて、ゆっくりとまぶたを閉ざした。

