どんとこい背後霊

「あ…いえ、大丈夫、です」

ちょっとふらつきながら、私は自分の席に戻る

…授業が始まる

ああ、結局、4人組に5千円の件を問いただすことが出来なかった…

あの、白昼の金縛りのせいだ

何故、真っ昼間から金縛りなんかに遭うんだろう?

何故、私は自分の意志に反して、4人組に『おまえ、たち』なんて話しかけたんだろう?

何故、私の体が青白く輝いたんだろう?

何故、なぜ、ナゼ、WHY?

ああ、もうわかんない!

私、どうなっちゃったんだろう?

………

今までの、『白昼の金縛り』について、よく考えてみる。