どんとこい背後霊

パシュッ!弾けるような音を響かせ、硬直が解ける

心臓がドキドキと早鐘を打っている

呼吸が荒い

「…な、何なんこの子、気持ち悪い声出して!」

「こわ!しかもなんか、この子光っとったで」

何?やっぱり、私がしゃべってたの?

『おまえ…たち…』って?

しかも、私の体、光ってたって?

幻覚じゃ、無かったのか…

「はいはい、みんな、席について!」

担任の先生が教室に入ってきて、4人組はそそくさと自分達の席に戻る

「…宮田さん?」

「あ…はい」

「あんた、顔色真っ青よ?どないしたん?」

ぼおっと突っ立ったままの私を見て、先生が怪訝そうな表情で尋ねる