どんとこい背後霊

撃ち合っても、気合いが入らない

ダメだ

こんなこと考えながら稽古していては…

稽古終了後…

「ミハルさん、ちょっと…」

もう、打ち明けるしか、ない

私と、レイカだけの問題では、すでになくなっているのだ

私はミハルさんに、すべてを話した

私とレイカは、同じクラスにいること

私とマミが、レイカたちからいわれの無いイジメを受けていること

一度は、一派からレイプされかけたこと

大事な防具を、プールに投げ入れられたこと

そして…ついにかんしゃくを起こし、レイカに決闘を申し込んでしまったこと

もちろん、一刀斉の暴走の件は伏せておいた

ヘンな背後霊に取り憑かれているなんて、とても言えない