どんとこい背後霊

「ど、どうしたのよ、マミちゃん?」

いつも謝っているばかりの彼女だが、今日はいつになく様子が違う。

今にも土下座せんばかりの勢いだ。

彼女は「ごめんなさい…ごめんなさい…」と繰り返す。よく見えないが、ポロポロ涙を流しているようだ。

私はマミに一歩近寄り、ゆっくりと顔を上げさせた。

やっぱり…ボロボロに泣いて、「ヒック、ヒック」としゃくりあげている。

私はハンカチを取りだし、彼女の眼鏡を外し、優しく拭ってやる。

「…ほら、泣いててもわからないじゃない、ね?私でよかったら、いつでも相談に乗るから、ね?」

「宮田さん、宮田さん…」

彼女はしゃくりあげながら、私の名前を連呼する。

「もう、まことでいいってば…」