どんとこい背後霊

4人組は…私の方をさりげなく見てゲラゲラと下品な笑い声をあげつつ、また私を睨み付けつつ、教室を出ていく。

教室の中には…私とマミだけが取り残された。

「マミちゃん、帰ろ」

帰る支度もせず、机にうつむいたままの彼女に声をかける。

マミはしばらく無言でいたが、意を決したように

「あの…宮田さん…」

と、それでもか細い声を振り絞り、私に答える。

そんな彼女に、私は努めて明るく

「なあんだ!『まこと』でいいって言ったじゃない!ね、帰ろうよ、マミちゃん」

と答えるが、彼女はいきなり椅子から立ち上がったかと思うと…

「ごめんなさいっ!」

と私に深々と頭を下げた。