どんとこい背後霊

出来るだけ、平静を装って。

ネズミの死体は片付いたけど、机の上に無惨にもカッターナイフで刻まれた数々の心ない呪詛の言葉は消えない。

もちろん、私の心の中からも…。

まあいいか、ひとまず机の中から使わない教科書を引っ張り出し、机の上に広げて目隠しとする。

教室の中はひっそりと静まり返り、そんな私の一挙手一頭足を冷たい、あるいはあわれみの視線で視線で眺めている

時々、忍び笑いとヒソヒソ声がさざ波のように響き渡る。

まあ、いつも通りの朝だ。

どうってことはない。

そのうち授業が始まり…あっという間に放課後。

クラスメイトたちは部活に行く人、学習塾に行く人、そのまま自宅に帰る人など様々、教室を後にして行く。