どんとこい背後霊

年は…私よりいっこ上くらいか…

剣士さまは、ニコニコ笑って、私を見下ろしている

「あの…私は…」

「いやあ、あんた、ごっつい気迫やなあ!
アタシ、もうちょっとで負けてしまうとこやったで!」

「あの、あれは…」

…私の背後霊が、勝手にやったことなんです…

言うなら今だ!

『入門、取り消してくださいっ!』

「いや、先生もな、是非入門して、盛り上げて行って欲しいって言うとんねん。アタシからも頼むわ、なっ?」

ああ、やっぱり、逃げられない…のか…

「アタシ、井松美晴!」

「宮田、まこと、です。井松さま…」

「ミハルでええって!もう、他人行儀やなあ!」