どんとこい背後霊

黒い物体…ネズミの死体が、カッターナイフで傷つけられた数々の悪口雑言の上に寝そべっている。

弾けるような笑い声に私は振り返る。

4人組…がお互い肩を叩きあって、歓喜の表情を浮かべている。

ああ、やっぱりこいつらか…

そう、私が普通の女子高生でない、これが第二の理由。

私は学校で、いじめにあっている。

それもかなり、深刻で、悪質で、陰湿な…。

…きっかけは…ありふれた、よくある話だ。

高校に入って1ヶ月ほどたったある日、私はクラスの異様な雰囲気に気がついた。

一人の女子が、いじめにあっている。

表立って、一人を攻撃するようないじめではない。

先生にも気付かれず、何気なく無視、仲間はずれをする、陰湿ないじめ。

ターゲットはすぐにわかった。