どんとこい背後霊

上段に構えていた木刀を、ゆっくりと中段に降ろし…

道場の中央へ、摺り足で移動

相手のイケメン剣士も、中央へ

木刀を降ろし、お互いに一礼

どういうこと?いっとーさい?

あんた、どうしたのよ?

あ…

相手の人が、道場の真ん中で正座している

私は、彼の前に進み寄り、向かい合って同じく正座

深々と一礼…そして…

「…恐れ入り申した。そなた、相当の手練れとお見受けした
拙者の負けでござる…」

相手の人は、春風のような、涼しげな微笑を浮かべ

「滅相もございません…
私のような若輩者に…」

うわ、なんて謙虚な人