だんだん足音が近付いてくる…。
3人が戻ってきたみたいだ。
でも足音はまだ階段あたり。
自殺するなら今のうちだ。
そう思って近くの鉛筆立てからカッターナイフをとった。
そして、
それを首に持っていって勢いよく横に引いた。
血が沢山出てくる。
それを一瞬だけ確認すると意識がなくなった。
ほんとに一瞬…。
私は即死だった。
私はほとんど痛みを感じずに死んだ。
そして使えなくなった身体から魂と呼ばれるものが離れてく。
私は…幽霊になったみたいだ。
本当に幽霊っているんだなー。
そう私が呑気にそんなことを思っていると…、
「あ、兄貴達!こいつ…死んでます!」
帰ってきたみたい。
私ドアを開ける音にも気づかなかった…。
「「なに?!」」
「ど…どういうことだ!」
「カッター使ったみたいっす。」
「くそっ!何でそんなとこに置いておくんだ!」
だよねー。
自殺しろって言ってるみたいだったよ。
「そんなことどうでもいい。こいつどうする?」
どうでもいいのか(^_^;)
過ぎたこと気にしないタイプ?笑
「捨てるしかねえだろ!」
「どこに?!」
「近くの学校…あそこって森みてえなのあったろ。」
ええ?!
それって私の学校!
…まじかぁ。
「まさかそこに?」
「そのしかねえだろ。つか、はやく焼くぞ。」
「焼く?」
「あぁ。近くの山に行くぞ!…おい、車出せ!」
「はい!」
そうだ…こんな話聞いててもしょうがない。
くぅたんときぃくん見に行かなきゃ!
2人はまだ外かな?
誰かが拾ったにしても探さなきゃ!
