私は部屋に戻った。
くぅたんに何て言おうか考えながら。
でもドアを開けた瞬間少し違和感を感じた。
本の少しだから気のせいかもしれないけど…。
何かモヤモヤする。
違和感の正体がわからないし何だか空気が重苦しい。
全身にモヤモヤが広がる感じだ。
「くぅたんダルいよ~。」
くぅたんに話しかけるけどそのくぅたんは悲しげな表情をしてるように見える。
今日は何か色々いつもと違うな…。
『そうだね。』
これしか思い付かない。
「きぃくんは大丈夫なの?」
『うん…。』
きぃくんも何だか寂しい顔。
本当にどうしたんだろ。
空気も2人も…何かがおかしい。
そんな気がしてならない。
「そうだ、くぅたんときぃくんそろそろお風呂入ろ!」
『ええっ?!嫌だよーー!』
デスヨネ。
『僕も嫌だ!』
デスヨネー。
「だよね…でもきれいになろ?」
『……っ、わかったよ。』
ごめんねくぅたん。
『僕も…くぅたんが入るなら。』
きぃくんも…ごめん。
「ごめんね、2人とも。」
言い終わって気づくとさっきのモヤモヤが消えてた。
重たい空気もなかった。
…何だったんだろ。
「ナナ、買い物行ってくるわね!留守番頼んだわよ!」
夕方になってままが1階から叫ぶ。
絶対近所に聞こえてるよね…これ(^_^;)
「はぁーい!」
『僕達寝るね?お昼寝するぅ。』
くぅたんときぃくんの表情はもう悲しくない。
今は何だか眠そうに見える。
「うん、おやすみぃ。私も昼寝しよっかな。」
なにもすることがなかったから
私もくぅたんときぃくんを抱いて眠った。
