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「___さゆみっ!早くしろ‼」
「待ってよ新ぁ~…!」
「待ってよじゃねーよ!早くしねぇと遅刻だぞっ!!」
「大丈夫だよ、ギリギリで間に合う「_訳ねぇだろ!!」……はい…。」
「くそッ、何で目覚まし時計壊れてたんだよ。昨日の朝まで動いてたのによ…。」
「起こしちゃ悪いと思って気を使ってくれたんじゃない?」
「な、ばっバカやろう!!んな訳ねぇだろっ!!」
「バカとは何よ!バカとは!!」

___あれから俺たちはいつまにか寝ちまってて、目が覚めた時には次の日の遅刻寸前の朝だった。

「仮にも彼女である私に向かって!」
「_かっかかかかか彼女とか言うんじゃねー!!」
「あれ?もしかして新…照れて「_ねぇ!!」…はい…。」
「…ったく……」
「…そう言えば。」
「あ?」
「私新に聞きたい事があったんだけど。」
「何だよ?」
「…新の願い事って毎年何書いてるの?」

___ゴンッ!!!!!

「キャーーーー!!??新大丈夫っ!?」

___俺は近くにあった電柱に激突した。

「…大丈夫じゃねー。」
「何で急にぶつかったの!?」
「…」

___お前がいきなり変なこと聞いてくるからだよ!

「何でそんな事聞いてくるんだよ?」
「えっ?だって昨日、私のは教えたのに新は自分の願い事言わなかったから。」
「…俺のは良いんだよ。」
「良くない!」
「そんな事より!何で俺が毎年同じ事書いてるような言い方してんだよ?」
「ん?だって新、毎年すぐ書き終わっちゃうんだもん。同じ事書いてるとしか思えないじゃん。」
「何でそんな考えになるんだよ。」
「それにおばさん(新の母)が言ってたんだ。『新はね、いつもさゆみちゃんの事を思って書いてるのよ』って!」
「!?」

___あの、クソババァ…!!(現在海外でお仕事中♪)

「何て書いてるの?」
「…」
「ねぇ、教えてよー!」
「………ねー。」
「え?」
「…絶対!!教えねー!!」
「えっ!?」
「ほら遅刻するぞ!走れ‼」
「え?…いやいやいや!何話逸らしちゃってんの!?」
「置いてくぞ!!」
「いや、だから何で……ってもう!待ってよ新ぁ~……___!!」










『"さゆみがいつまでも笑顔でいられますように"』


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