俺だけを見て






ずっと、このままでいたいと思った、



涼に肩を抱かれながら体育館を出た。
海成くんは先に行って私と涼の荷物を取りに行ってくれた、




「...涼」



「ん?」



「...お礼させて、」



「お礼?お礼なんかいらないよ」



「...でも、」



「じゃあ、デートしよ。」



涼はニコッと笑って私の頭を撫でた。



そういえば、涼って私にこんな優しい人だったかな。



意地悪で冷たい人だった気がする、



どうして、優しくするの?