俺だけを見て






そう言って私の手を握って教室を出た。



「なに、そんなに俺と帰るの嫌なの?」



学校を出た道を信号待ちしてるとずっと俯いたままの私に話しかけてきた




「......違う。」



「え?」



「嬉しかったの、」



「嬉しかった...?」



「あのまま、葵といたら泣いてたから連れ出してくれてありがとう」



「ふふっ、どういたしまして」



優しく微笑んで私の頭を優しく撫でてくれた